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2011.12.17 (Sat)

鹿児島湾のレアメタル 大木教授

大木 公彦教授は 鹿児島大学 資料研究系の教授であり,現在,総合研究博物館の館長でいらっしゃいます。
大木教授
恐縮ではありましたが写真撮影の願いに快諾いただきました。ありがとうございます。


本講演は,鹿児島市環境未来館の講座として実施され,演題は「義弘・斉彬の見た地形と地質」ですが,ここでは錦江湾(鹿児島湾)の鉱物資源について報告したいと思います。

では,さっそく。

金が採れるところは全国的にも有力な大名がいた。
東北:阿部氏,藤原氏,伊達氏。甲武信:武田氏。伊豆半島:鎌倉幕府(源氏,北条氏)。佐渡:江戸幕府(徳川)。中国地方:大内氏,毛利氏。大分:大友氏。鹿児島:島津氏。これは金の生産が藩の財力になっていたことが想像できます。

現在,鹿児島県は全国でも金の産出量が多く,菱刈金山は,1985年に採掘が始まり総産金量165.7トンを超えている。ちなみに佐渡金山は82トンです。菱刈鉱山以外にも春日鉱山,赤石鉱山,岩戸鉱山が操業中です。昨今,金が注目されているのですでに閉山した串木野鉱山にも動きがあるとのことでした。

ところで
鹿児島湾には鉱物資源が確認されました。このことは,大木教授らの調査で1970年代には発見されていたそうですが,ここにきて脚光を浴びています。

雪の桜島20110102
余談ですが,写真は私が撮影した2011年1月2日の桜島ですが,これを取り囲むような錦江湾:鹿児島湾の海底に注目が集まっているのですね。ますます錦江湾は興味深くなりました。多くの生き物が住む宝庫。大噴火によりできた姶良・阿多・山川カルデラ。歴史的には月照和尚と西郷隆盛が入水し,さらには,イギリス艦隊7隻が訪れやがて薩英戦争が勃発した場所です。 


大木先生の話に戻します。
そのような関係で鹿児島大学以外の調査船を時折みることができるということでした。 

では,どのようにして金属に変化するのかは,次のようなながれです。
マグマが噴出する場所→火山→マグマと地下水の共同作業→熱水・温泉→金鉱脈
これが錦江湾の海底で起こっていることだそうです。

錦江湾の海底熱水噴気孔周辺には鉱床堆積物(鉄・銅・亜鉛・銀・アンチモン:レアメタルの一種・硫黄)の存在が確認されました。

湾奥部のチムニーといわれる熱水の噴気孔(いわゆる たぎり)は,まさにホットスポットというべきでしょう。


質疑の時間をいただきましたので
「これまで鉱山の歴史は公害の歴史でもあると聞いたことがありますが,錦江湾の海底を掘削することは環境破壊につながらないのでしょうか。実際に発掘するようになるのでしょうか。」と質問しました。

回答は
「実はたぎりの調査も環境への影響を調査する目的でした。その際に熱水噴気孔周辺の鉱物が確認できたのです。ただ,鉱物があっても掘削には環境への影響や漁業権などの問題があり,発掘による環境への影響を防ぐためには,例えば巨大なバキュームで海水と海底の土砂を丸ごと吸い上げるというようなことが考えられるが,現実的には無理なことです。しかし国はその方法を検討しているかもしれません。」ということでした。

大木教授の話は,鹿児島の温泉。桜島と姶良カルデラ。吉野あたりが海底だったこと。獅子島になぜ恐竜の化石が発見されるのか。などこれまで5,6回ほど聴きましたが,今回のお話もとても興味深く聴かせていただきました。他にも多くのことを教わりましたが,また次の機会に紹介します。

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