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2012.01.04 (Wed)

曽木の滝 (伊佐市見聞記)

曽木の滝1
【曽木の滝の歴史】
約33万年前の大噴火で発生した加久藤火砕流は溶結凝灰岩の地層を形成します。
溶結凝灰岩とは噴火物の重量と熱により溶融し圧縮された岩石です。
2万5千年前の姶良カルデラの噴出物(入戸火砕流によるシラス)が積み重なり,入戸火砕流以後は湖となりますが,川内川の浸食によって湖の端の溶結凝灰岩が浸食され,曽木の滝(写真①)が形成されました。この時の排水により大口盆地となったそうです。(参考①,②)
参考①鹿児島大学総合研究博物館鹿児島フィールドミュージアム
 http://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/fieldmuseum/node/geo/area/isa.html
参考②大口市郷土誌 上巻(大口市郷土誌編さん委員会編 1978年)

【現在の曽木の滝】
高さ12m、滝幅210m滝高12mで「東洋のナイアガラ」(写真①)とよばれています。
旧曽木の滝大橋から川内川の川上をみると霧島,人吉の山地に囲まれた伊佐盆地となだらかな流れの川内川を見ることができます(写真②)。
しかし,視線を川下に移すと風景は急変し,巨大な岩が間を幾筋かの急流(写真③)と
その先には,流れ落ちた水が巨岩石の間を再びゆったりと流れていく様子と平成23年に完成した新曽木大橋(写真④)を見ることが出来ます。
洪水時にはけきれない水を本流の横から流すための水路も作られています。
曽木の滝2

【曽木の滝公園】
これらの流域の一部は「曽木の滝公園」として整備が進んでいます。春にはツツジやサクラが秋はモミジの紅葉が見られ11月下旬に「もみじまつり」開催されています。
公園内にはお土産屋さんや食堂が4,5軒(写真⑤)有り,観光シーズンや年末年始には多くの方が見学に来られます。
また曽木の滝下流にあった曽木第一発電所 第二発電所に水を送るための取水口(写真⑥)もあり,現在,取水口からの導水路(写真⑦)が第一発電所のヘッドタンク:上部水槽(写真⑧)まで散策できます。
(曽木発電所については別記事で報告します)
曽木の滝3

【堀之内良眼坊】 
以前この公園には江戸時代曽木の滝下流の川ざらえを行った堀之内良眼坊の碑(写真⑨)がありましたが,現在,公園内の整備中で,公園内においてありました。
残念ながら簡単にはその碑文を読むことは難しかったですのでWeb上で探したところ次のような説明がありました。

天保の川ざらえ
川内川の舟運は、江戸時代には、川内から宮之城まで開けていたが、宮之城より上流は宮之城轟や神子轟に遮られて舟を通ずることができなかった。当時、伊佐地方の農民は、大口から宮之城までの約40kmもの山道を人力や馬などを使い、年貢米を運んでいたが、この窮状を見た堀之内良眼坊は、藩主を説得し、各地から石工を集め航路開削工事を行った。これにより、曽木の滝下から宮之城までの舟運が可能となった。「天保の川ざらえ」と呼ばれている。(資料①より)天保14年(1843年)4月、川ざらいは終わり、舟が通ずるようになり、藩の倉まで出来たそうです。
現在も当時の船着き場の一部を見ることが出来ます(写真⑩⑪)。写真⑩の赤○あたりかも。
なお,現在,この付近に案内板があり,船着き場と船の写真(写真⑫)も掲示してあります。

資料①川内川水系の流域及び河川の概要(案)平成19年4月25日国土交通省河川局
http://www.mlit.go.jp/river/shinngikai_blog/shaseishin/kasenbunkakai/shouiinkai/kihonhoushin/070425/pdf/ref1-1.pdf
曽木の滝4

【新曽木の滝 発電所】
新たな情報として1965年に廃止となった曽木発電所の取水口(写真⑥)の設備を改修し,発電設備を地下に埋設し,平成25年4月1日に営業運転を開始する予定だそうです。
(日本工営のホームページより  新曽木小水力発電事業計画 http://www.n-koei.co.jp/news/2011/20111101.html)

【岩石について】
ところで,曽木の滝の歴史のところで書きましたが,岩石にいくつかの種類があるようです。
専門ではありませんので定かではありませんが,まず川内川の下流を見ての右岸(写真⑬)や滝本体(写真①)かなり大きな岩石になっています。
ところが,左岸の岩や船着き場あたりの固まった地盤は(写真⑭⑮)結構やわらかく軽く動かしだけで直線状に砕けていきます。
さらに流れの中にある大きな岩は塊の中に小石が見られます。
曽木の滝5
これらが,加久藤火砕流は溶結凝灰岩や入戸火砕流による地盤であり,川内川の浸食により砕けた塊ではないかと勝手に想像したところでした。

これまで何度か見ていた曽木の滝ですが,改めて,自然と人の歴史と雄大さを感じました。

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